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メンデルスゾーン

三つの弦楽四重奏曲作品

4 4

は、弦楽

四重奏曲の歴史の中でもっとも重要な作

品であるに違いないにもかかわらず、い

まだその価値は正当に評価されていない。

これらは、作品

12

13

80

、五重奏曲作

18

87

、そして弦楽八重奏曲作品

20

とともに、同時代の音楽家たちには例が

見られない室内楽の秀作となっている。

現在知られている作品番号の順序は、作曲の順序とはかなり異なっている。

作曲順序に従って聞くと、メンデルスゾーンの中に生まれていた独自の感受性を

より明快に、より魅力的に、より感動的にとらえることができる。