ウィレム・ラチュウミア

DR La Dolce Volta (© Anthony Arquier)

ウィレム・ラチュウミアは稀有なピアニストである——現代曲の初演とメジャーなレパートリーの演奏に、同等の意欲とカリスマを持って向き合っている。彼の何よりの特徴は前例の無い斬新なプログラムの考案であり、聴き手との間にすぐさま至福の一体感を生むその能力によって、聴く者の心を掴んでいる。

ラチュウミアは、フランスはもとより世界の檜舞台で活躍し、独奏・協奏曲の両分野で輝かしいキャリアを築いている。

新作の初演に積極的に取り組むラチュウミアは、ピエール・ブーレーズやジルベール・アミ、ジェラール・ペソン、フィリップ・エルサン、ミカエル・ジャレル、ジョナサン・ハーヴェイ、ピエール・ジョドロフスキ、カール・ネジュラン、フランチェスコ・フィリデイ、ホセ・マニュエル・ロペス=ロペス、サミュエル・シギチェリ、オスカル・ビアンキ、フランク・ベドロシアンら多くの現代作曲家たちから信頼を寄せられている。彼が企画・演奏を務めるジョン・ケージの[プリペアド・ピアノのための]《孤島の娘たち》を取り上げるプロジェクトは、ロワイヨモン財団の支援により、フランス国内外で繰り返し上演されている。

 

1974年、フランスのリヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院のエリック・ハイドシェックおよびジェリー・ムティエのクラスで学び、同院にて審査員満場一致・賞賛付の1等賞を獲得。同院の修士課程に進み、ムティエのもとで更なる研鑽を積んだ。クロード・エルフェにも師事したほか、メシアン夫人イヴォンヌ・ロリオ、ピエール=ロラン・エマールのマスタークラスを受講。音楽学の学士号も取得している。2004年、ヒューレット・パッカード財団「明日の音楽家」賞を受賞。第12回モンサルバーチェ国際現代音楽コンクール(スペイン・ジローナ)に入賞。2006年、オルレアン国際20世紀ピアノ音楽コンクールで第1位「ブランシュ・セルヴァ特別賞」に輝き、同時に5つの賞も授与された。

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