LDV151

42 カタルーニャ リビア… 遥かなる現前 今回のプログラムで、3人の作曲家を結びつけようと思われたきっかけは何ですか? 私を最初にセヴラックの音楽へいざなってくれたのは、フランソワーズ·ティナ*でした。そして セヴラックの曲集を幾つか弾いていくうちに、ある一曲に心を奪われました。それはリビアの キリスト像の前で祈りを捧げるラバ引きたちを描く曲でした。このセルダーニャ地方の町リビ アを出発点に、私は今回、ピレネー山脈を巡る旅として本盤のプログラムを構想しました。 セヴラックと、音楽を通してカタルーニャを讃えたモンポウとの間に、地理的な結びつきがあ ることは自明に思えました。一方、アルベニスを加えるというアイデアは、“継承”を意識した ことで生まれました。というのも、セヴラックはパリのスコラ·カントルム音楽院でアルベニス の弟子となり、師の死によって未完のまま残された《ナバーラ》を完成させたのです。 このように、当初は直感的に3人の作曲家を結びつけたわけですが、彼らの名前を同時にイ ンターネットで検索してみたところ、ウラジーミル·ジャンケレヴィッチが随筆『遥かなる現前 (La présence lointaine)』の中で、すでに3人をまとめて取り上げ、論じていたことを知り ました。ジャンケレヴィッチは、彼らの音世界や作曲書法――とりわけ、彼らの和声に極めて 独特な色彩を付与している「付加6度の音程」の多用について、深く掘り下げています。この 本を読んだとき、私は自分が組んだプログラムが正しかったことを確信しました! *オルレアン国際現代ピアノ音楽コンクールおよびGalaxie Y財団の創設者。

RkJQdWJsaXNoZXIy OTAwOTQx