LDV151

ウィレム・ラチュウミア 49 本盤のプログラムは、3人の作曲家たちの真摯な郷土愛を浮き彫りにするとともに、フラン スとスペインの芸術家たちが脈々と育んできた意義深い関係を、私たちに改めて気づかせ てくれます。 おっしゃる通りです。20世紀初頭に、ピレネー山脈を挟んで隣り合う両国の音楽家たちが 活発に交流しました。アルベニスはパリのスコラ·カントルムで教鞭を執り、その門下にセヴ ラックがいました。モンポウはパリへ留学し、ドビュッシーから多大な影響を受けています。2 人の近しさを如実に物語っているのが《子供の情景》です。その直後に、ドビュッシーの《古 代のエピグラフ》への応答として、モンポウは《魔法(魅惑)Charmes》も作曲しています。そ のようなわけで私は、本盤の旅を通して、彼らの対話を讃え、ピアノ音楽の領域で極めて重 要な存在でありながら見過ごされがちな作曲家たちにオマージュを捧げました。彼らは真実 を追求しながら、何よりも自らの音楽に、ひいては自らの生に意味を与えようとした作曲家 たちなのです。

RkJQdWJsaXNoZXIy OTAwOTQx