48 カタルーニャ リビア… 遥かなる現前 3人とも、おのおの独自の手法でピアノ書法を刷新したと言えるでしょうか? 特にそう言えるのがアルベニスです。ピアニストでもあった彼は、フランツ·リストに比肩する ほど革新的な手法でピアノ書法を発展させました。じっさいオリヴィエ·メシアンは、アルベニ スの絢爛な演奏と和音の響かせ方から深い影響を受けています。もっとも、ピアノ演奏テク ニックの面でいっそう難易度の高い《イベリア》に比べると、《ナバーラ》ではアルベニスの革 新性を把握しにくいかもしれませんね! セヴラックとモンポウは、確かにピアノ·テクニックの観点から見れば、アルベニスほど野心的 であったとは言えません。しかしながらセヴラックとモンポウのピアノ音楽には、この2人を 個性的で愛すべき存在にしている、ある種の「奇抜さ」があります。サティと同様、2人は様々 な慣習に対して超然とした態度を貫きました。実のところ、その姿勢こそが2人の名声を阻 みました。それゆえに彼らの音楽は、極めて魅力的であるにもかかわらず、今日まで知る人ぞ 知る存在であり続けてきたのです。
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