ラヴェル/デュティユー/ドビュッシー

堅実で揺るぎない経歴をほこるエルメス四重奏団は、数あるフランスの若手ストリング・クァルテットの中でも群を抜いて輝かしい存在である。

デビュー盤『シューマン:弦楽四重奏曲作品41』(LDV)によって批評家・聴衆の双方から絶賛を浴びたエルメス四重奏団のメンバーたちが、長年のあいだ愛奏しつづけてきたフレンチ・プログラムを新たに録音した。とはいえ彼らが選んだラヴェル、ドビュッシー、デュティユーの弦楽四重奏曲は、しばしば多くのクァルテットによって取り上げられる人気曲でありながら、軽々しいアプローチでは太刀打ちできない奥深さを有している。

「はからずも、今回の録音は私たちエルメス四重奏団の活動10周年の節目にリリースされました!しかし、あらゆる物事が偶然の産物ではないように、このアルバムもまた、私たちが手を携え、長い時間をかけて培った経験と少々の賢明さから生まれたものです。愛が時間をかけて育まれるのと同じように。」

比類のない成熟、感情、詩情にあふれたこのアルバムは、「エルメスたちと3つの傑作の深い絆から生まれた。彼らのそうした演奏の美点は、すでにラヴェルの弦楽四重奏曲の冒頭数小節で如実に表れており、ドビュッシーの弦楽四重奏曲の最後の和音まで私たちを魅了しつづける。

エルメス四重奏団には、聴き手の心をすぐさま捉える特異な手腕が備わっているが、それは緻密な修練の成果である。彼らの真摯で瑞々しいアプローチは、滑らかな音楽作りと巧みな音色・響きの選択によって、私たちを作品の世界へといざなう。本録音では、4人の演奏家の生来のエレガンスに加えて、自発性と作曲家・音楽への敬意のあいだを行き来する4人の絶妙なバランス感覚を堪能することができる。

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