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テオ・フシュヌレ 39 この録音は、今現在の私の考えが映し出された写真に たとえられます。今後、私の演奏は徐々に変化していくで しょう。もしも今後その機会が訪れれば、すすんで“ハン マークラヴィーア”を再び録音するだろうと思います—— この展望こそが、大曲の録音にのぞむ私の緊張を和ら げてくれました。若かりし頃のケンプの録音、そして晩年 のケンプの録音は、いずれも同じくらいに興味深いです よね……。自分自身をケンプと比べることはしませんが( 笑)、音楽が生き物であることは確かです。
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