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51 オリヴィエ・ラトリー オリヴィエ・ラトリー 世界屈指の卓越したオルガン奏者として定評のあるオリヴィエ・ラトリーは、各地の一流ホ ールで演奏を重ね、著名な指揮者ならびに主要オーケストラからソリストとして定期的に 招かれている。並行して、数多くの現代作品の初演を任されてきた。 23歳の若さで、パリ・ノートルダム大聖堂付き大オルガンの正オルガニストに就任。また 2012年から、モントリオール交響楽団の名誉オルガニストの地位にもある。あらゆる方面に 秀でた万能な音楽家であり、華麗で大胆なアプローチをもいとわないラトリーは、みずから の楽器のあらゆる可能性を探求するとともに、即興の名手としての非凡な才能も惜しみなく 披露している。 ラトリーは、2016年5月にラジオ・フランス・ホールに、2017年にフィラルモニー・ド・パリ にそれぞれ新設されたオルガンの落成記念行事に精力的に関わった。さらに2017年から 2019年までの任期で、ドレスデン・フィルハーモニーのオルガニスト・イン・レジデンスを務め ている。 サン・モール・デ・フォセ音楽院でガストン・リテーズに師事したのち、パリ国立高等音楽院の 教授に任命される。これまで、2000年に授与されたチーノ&シモーネ・デル・ドゥーカ財団賞 (フランス学士院芸術アカデミー)を筆頭に、数々の賞や表彰に輝く。イギリスのノース&ミッ ドランズ音楽学校ならびにモントリオールのマギル大学(2010年)から名誉博士号を贈られ ている。

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