LDV64.5

68 ブラームス_三重奏曲OP.8, 87, 101 & 114 ニコラ·バルデイルー(クラリネット) 同世代中、突出した才能に恵まれたクラリネット奏者の一人。かつてEUユース管弦楽団 の首席クラリネット奏者を任され、ベルナルト·ハイティンク、カルロ·マリア·ジュリーニ、サー· コリン·デイヴィスと共演。クラウディオ·アバド率いるマーラー室内管弦楽団と、クルト·マズ ア率いるフランス国立管弦楽団でも首席奏者を務めた。その後、ソリスト、教授として多彩 な活動を展開。オーケストラ奏者としてのキャリアも華々しく、長らく在籍しているフランス 放送フィルハーモニー管弦楽団(首席指揮者はチョン·ミョンフン、続いてミッコ·フランク)か ら、2011年にソロ·クラリネット奏者に指名された。2006年以降、リヨン国立高等音楽院で後 進の育成にも励んでいる。 バイデイルーは、同時代の音楽の紹介にも積極的に取り組んでいる。さらに彼は、新たな レパートリーの開拓への情熱と、歴史的に忠実な演奏へのこだわりに背中を押され、ヒスト リカル·クラリネットにもその興味を広げている。 2004年から、木管楽器メーカーのビュッフェ·クランポンで楽器の選定等にも携わっており、 クラリネットの発展と、世界各地へのフランス奏法の普及に貢献している。

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