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ヴァネッサ・ワーグナー 37 ヴァネッサ・ワーグナー 仏『ル・モンド』紙から“同世代中、最も魅力的な独自性を誇るピアニスト”と称えられたヴァ ネッサ・ワーグナーは、自らに妥協を許すことなく、志の高い個性的なキャリアを築いてき た。その活動は、クラシック・リサイタル、現代作品の初演、古楽器の演奏、室内楽はもとよ り、映像や電子音楽やダンスとのコラボレーションにも携わるなど、実に多岐にわたる。 ヴァネッサ・ワーグナーは、伝統的なピアノ・レパートリーを中心に旺盛なレコーディング活 動を展開してもいる。その繊細で節度ある雄弁な演奏と、色彩に富んだ音色は、批評家た ちから都度、絶賛を寄せられている。 1999年に、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク(フランス)の“年間最優秀新人器楽奏者”にノミ ネートされた。以来、ソリストとして世界各地のオーケストラと共演を重ね、主要な国際音楽 祭やコンサートホールから定期的に招かれている。 2010年から芸術監督を任されているシャンボール音楽祭では、ジャンルの枠を超えた多彩 なプログラムを提供している。フランス共和国芸術文化勲章“シュヴァリエ”受章。

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