63 ラファエル・ジュアン | メス・グラン・テスト国立管弦楽団 | デイヴィッド·レイランド 1976年に創設されたメス·グラン·テスト国立管弦楽団(旧称:フランス国立ロレーヌ管 弦楽団/メス国立管弦楽団)は、2002年にフランス文化省から「地方国立管弦楽団」の 肩書きを授けられた。 創設以来、今日の音楽監督デイヴィッド·レイランドの前任として楽団を率いてきたのは、ミ シェル·タバシュニク、エマニュエル·クリヴィヌ、ジャック·ウトマン、ジャック·ラコンブ、ジャッ ク·メルシエである。さらに楽団は、ミシェル·プラッソン、ベルトラン·ド·ビリー、リオネル·ブラ ンギエ、ラファエル·フリューベック·デ·ブルゴス、ナビル·シェハタ、アドリアン·プラバーヴァ ら、数多くの客演指揮者たちと共演してきた。現在、72名の楽員からなる楽団は、年間90 回を超える公演に出演している。 フランス北東部に位置する本拠メスでは、ジャン=マリー·ラウシュ記念アルスナル·ホール のレジデント·オーケストラであり、メスのユーロメトロポール·オペラ劇場のオペラ上演でも 演奏を任されている。 地元グラン·テスト地域圏はもとより、フランス国内外に広く演奏を届けている。 芸術·文化教育は、楽団がもっとも重視している活動の一つであり、メス·ユーロメトロポー ル内および地域圏において、児童、ファミリー、さらには音楽に最も縁遠い人びとを対象 に、数多くのアウトリーチ活動を実施している。また、楽団が主導する「デモ·メス·モーゼル」 プロジェクトは2つのユース·オーケストラを擁し、約200名の子どもたちが参加している。 メス·グラン·テスト国立管弦楽団は、メス市、グラン·テスト地域圏、メス·メトロポールからな る混成事務組合により運営·支援されている。またフランス文化省下のグラン·テスト地域 文化振興局(DRAC)からも助成を得ている。
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