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57 トリオ・メトラル ナタン・ミエルドル ナタン・ミエルドルは、1998年フランクフルト・アム・マイン生まれのヴァイオリン奏者。 フランスとドイツという二つの出自を背景に、若々しい血気と円熟味を兼ねそなえた演奏 で聴衆を魅了している。 在学中、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とパリ管弦楽団のアカデミーでも研鑽を積 み、その経験を活かしてフランス国立管弦楽団に入団。翌年にフランス放送フィルの第2ソ ロ・ヴァイオリニストに抜擢され、2022年に同団の第1ソロ・ヴァイオリニストに就任した。 名実ともに高い評価を得ているミエルドルは、グシュタードのメニューイン音楽祭、アルク 音楽祭、ラジオ・フランス・モンペリエ＝オクシタニー音楽祭など、多数の国際音楽祭に出演 しており、ロンドンのウィグモア・ホール、ジュネーヴのヴィクトリア・ホール、パリのラジオ・フ ランス・オーディトリウムなど、ヨーロッパ各地の著名なホールで演奏をおこなっている。 これまで、レジス・パスキエ、キリル・ゲルシュタイン、シェク・カネー＝メイソン、アンナ・ヴィニ ツカヤ、サラ・ネムタヌ、アドリアン・ラ・マルカ、ロラン・ピドゥ、ミシェル・ダルベルト、アンリ・ ドマルケット、モディリアーニ弦楽四重奏団、ベルチャ弦楽四重奏団のメンバーらと共演。 2021年から、シュテファン・フォン・ベーアがミエルドルのために製作したヴァイオリンを使 用。2022年6月にトリオ・メトラルに加入。